一見あまり意味が無さそうな戦闘中のコマンドですが、じつは、使い方によっては驚異 的な効果を発揮します。安全且つ効率的にシナリオを進めるには、このあたりもマスター しましょう。
戦闘モードのシステムはターン制が敷かれ、1ターンは戦場にいる部隊すべてが1回ずつ コマンドを実行して終わり次のターンに入ります。また、コマンドは選択と同時に実行さ れるため、1ターン中で、選択権が早く訪れる部隊は有利になります。
ゲーム中の戦闘コマンドには、どんな効果があるのか確かめてみます。基本的なものを まとめてみました。それぞれのコマンドは、適材適所、効果的に使いましょう。
通常攻撃: | 基本的に肉弾戦です。弓による遠隔攻撃もあります。肉弾戦の時、攻撃側もパラメータ ーに従って被害を受けます。 |
魔法攻撃: | 遠隔攻撃の一つです。部隊は攻防とも、将軍の魔法力によって効果が決定されます。 |
防 御: |
これは、負けない戦いのためにはとても重要です。 攻撃権を1回放棄することで、そのターンで自分よりも後に行動選択権の回ってくる部 隊からの攻撃に対し、防御します。その効果は、相手の攻撃力と自身の防御力との差によ っても違い、また、ランダムですが、一般的にかなり有効です。特に、元々防御力の高い 部隊 (バレス、コルドバ、レリューコフ、アリストレスなど) は、破壊的な防御効果を得 ることができます。 防衛戦の時は、兵を失うことなく時間を稼げるので、使わない手はありません。 |
待 機: | 待機すると攻撃権を1回放棄する代わりに、次のターン以降に必殺技を使う権利を得ら れます。将軍が必殺技を持ってないと意味がありません。また、防御効果はありません。 |
戦闘コマンドの選択権は、いくつかの要素により順番が決定されます。これらの要素に も、優先順位があります。
と、まぁ、こんな感じなんです。言葉だけでは分かりにくいので、例を挙げてみましょう。
では、例として一つの戦いを想定しましょう。リーザス軍(ランス、リック、志津香、 マリア)と某国軍(A、B、C、D)の戦いです。よくあるパターンなので、分かりやすいと思 います。これで、戦闘モードはかなり楽になるはず…。
1→2 まず初期状態のとき、一番人数の少ない志津香の部隊から戦闘が始まります。 志津香部隊はDを魔法攻撃し、Dに250人のダメージ。 |
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2→3 この状態でも、志津香部隊が一番少ない人数ですが、行動済みなので次に少ないマリア部隊の行動になります。 マリアはDを遠隔攻撃して、Dに300人のダメージ。 |
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3→4 初めの状態ならCの行動のはずが、Dは兵員を削られてCよりも少なくなったので、Dの行動になります。 Dがランス部隊に遠隔攻撃し、ランス部隊は230人のダメージ。 |
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4→5 ここでもCの行動のはずが、ランス部隊がDからの攻撃でCよりも兵員が少なくなってしまったので、ランス部隊の行動になります。 ランス部隊は、防御コマンドを実行します。 |
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5→6 もう分かるでしょう。次は、Cの行動です。 Cはランス部隊に遠隔攻撃を仕掛けますが、ランスは防御しているので、ほとんどダメージを受けません。 |
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6→7 リック部隊に攻撃権がまわってきました。 リックは、防御します。 |
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7→8 Bはリック部隊に攻撃を仕掛けますが、リック部隊も防御しているので、あまりダメージを受けません。逆に、B部隊は甚大な被害を受けます。 |
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8→9 最後に、Aに順番がまわってきました。 Aはランス部隊に攻撃をしかけましたが、ランス部隊は防御しているので逆にAが大きな被害をこうむります。 |
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そして、全部隊が1回ずつ行動すると次のターンに入り、同じシステムで人数の少ない部隊から行動します。 |
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